建築塗装の方法

 塗料を塗るための手段を塗装工法という。それにはいくつかの方法があり、作業性、能率性、簡易性などから、必要に応じて利用されている。また、塗装を理解するためには工程も大切であるが、それと共に塗装に必要な条件を通して、その塗装系の成り立ちを知らなければならない。

 なお、建物の種類や用途、塗られる場所などの違いによっても、塗装に対する心構えが必要である。ことに塗替えの場合は、旧塗装で使用された塗料や、塗装工程をよく調査し、また、環境条件などを含めた塗膜劣化の原因について、十分検討をする必要がある。このように、新築とは違った配慮がなければならない。

 その他、建築塗装には、日常的に行われる実用塗装とは別に変り塗り(応用塗装)と呼ばれる塗装方法があり、また近年環境対応機能形塗料が開発され、これらについても一定の知識を持つことが必要であり、その機能が十分発揮できるように施工することが重要である。

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